
作詞/作曲/編曲: Roasted Dice Studio
配信日: 2026年6月5日
冷めかけたコーヒーの向こう
君の曇った横顔を見ていた
気の利いた言葉を探すのは
君を救いたいから?
それとも 気まずさに耐えられない僕の
ためなんだろう
「正しい答え」を並べ立てて
君の心に踏み込もうとする
それは優しさのフリをした
ただの押しつけかもしれないね
引き出しにそっと 仕舞い込んだ正論
人は誰もが 歩くスピードを持っていて
時計の針を無理に回せやしないから
今はただ 鍵を預けたままでいい
変わるための季節を
君が選ぶその日まで
何かを言うことだけがきっと
思いやりじゃないと気づき始めた
言葉にすれば軽くなる
そんな夜もあるけれど
今夜の僕は 静かなピアノのままで
街のノイズに かき消されそうなため息も
拾い上げずに そっと見守っていたいんだ
本当の優しさは きっと派手じゃなくて
何も言わずにただ
隣にいることだから
君の心が そっと扉を開けるときを
信じて待つよ 焦らなくていい
僕の不安を 君に背負わせないように
人は誰もが 必要な時にしか変われない
どれだけ正しい言葉も 今はまだ届かない
だからこそ あえて口にしない優しさを
君の心のすみに
そっと置いておくよ
何も言わない優しさが
いつか君を包みますように


