
作詞/作曲/編曲: Roasted Dice Studio
配信日: 2026年4月24日
深夜二時 白黒のグリッド
向き合う僕は まるで孤独なプレイヤー
君が置いていった「希望休」という名の確定数字
そこを起点に 僕の夜が動き出す
縦のラインはスキル不足 横のラインは連勤ちょうか
「重複禁止」のルールに縛られた 物理的な限界
あの子とあの子は 混ぜると危険なタブーの数字
相性表を指先でなぞり 最適解を追い求める
数独を解くように 君のわがままを避けて
消しゴムのカスは 僕が君を想い悩んだ足跡
一つ埋めれば また一つどこかが崩れるドミノ
「公平性」なんて言葉で 自分をなだめている
突然の電話は 盤面を壊すノイズ
「急な欠勤」 完成間近のパズルが音を立てて崩れる
積み上げた思考も 消去法で絞った未来も
また真っ白な空白へ 逆戻り
固定概念を捨てて 俯瞰で見つめ直すんだ
数字の裏に透けて見える みんなのせわしない顔
僕はバラバラなピースを繋ぎ止める 透明なのり
締め切りという名の時計の音が 静寂を急かしている
デッドロックの絶望 ペン先が止まる瞬間
どうあがいても埋まらなヒトマスに 溜息をこぼすけれど
最後の一マスがカチリとはまる あのカタルシスを
信じて もう一度だけ鉛筆を走らせる
数独を解くように 君の笑顔を思い描いて
消しゴムのカスは 夜が明けるまでの僕の祈り
美しすぎる正解なんて ここにはないけれど
明日という盤面が 平和であるようにと願う
ペンを置いて 伸びを一つ
窓の外は 少しだけ青い
今日というパズルが 誰かの安らぎに変わるなら
僕の試行錯誤も 報われる気がするんだ


