
作詞/作曲/編曲: Roasted Dice Studio
配信日: 2026年10月12日
冷めたコーヒーと 曇りのない窓の向こう
街はまだあくびを噛み殺してる
いつもの交差点 足音を重ねて
小さな積み木を ひとつ、またひとつ
すれ違いの帳簿に 怯えるくらいなら
握りしめた手綱を そっと手放してみるよ
言葉になんてしなくてもいい
見えない契約書を 僕らは交わしているから
前借りした明日へ ステップを踏んで
不確実な空の下 君に賭ける勇気を
夜明け前の先払いさ 信じるってことは
ふたりのあいだに眠る 静かな残高
歩幅を合わせて ゆっくり行こう
振り返ればほら 足跡の重みが
雨上がりのアスファルトに刻まれてる
サインのない白紙の委任状を
君のポケットに 滑り込ませた朝
監視のいらない距離が 心地いいのはなぜだろう
背中を預ける背筋が 少しだけあたたかい
前借りした明日を 笑い合えるように
不確実な空を 泳いでいくピアノの音
重ねてきた日々の分だけ 膨らんでゆく
約束の利子を ふたりで受け取ろう
急がなくていい このリズムのままで
完璧な答え合わせなんて いらないよ
崩れそうな日も 拾い集めればいい
ただ君の隣で 息を吸って吐くだけで
世界は少しだけ 澄みわたっていく
前借りした明日に 光が射し込む
不確実な空さえ 愛おしく思えるから
夜明け前の先払いが 花を咲かせるまで
確かな想いを 積み重ねていこう
歩幅を合わせて どこまでも行こう
静かな残高を 心に抱いて
手放した手綱の先にある 自由な風
曇りのない窓を 開け放つように
ふたりの朝が 今、始まってゆく


