残響のオレンジ – Lyrics –

作詞/作曲/編曲: Roasted Dice Studio

配信日: 2026年9月6日

淹れたての珈琲から昇る 湯気の向こう
時計の針は静かに 明日へ進むけれど
イヤホンからこぼれた 懐かしいイントロ
ふっと心が解けて あの日へ巻き戻る

すれ違う風の匂いや 濡れたアスファルト
日常のすき間に隠れた 名前のない記憶
テンションコードが跳ねて 街の灯りと混ざりあう
今を生きているはずの私が 過去を旅している

音楽って不思議だよね
今ここで鳴っているはずなのに
連れていかれるのは ずっと昔の帰り道
ポケットの中で握りしめた 冷たい手と
あのとき言いそびれた 言葉の隙間へ

歩道橋の上から見下ろす 夕暮れの街
流れるライトの束が メロディみたいで
少しだけ立ち止まって 深呼吸をひとつ
懐かしさに浸る夜があっても いいよね

音楽ってズルいよね
今ここで確かに息をしているのに
連れていかれるのは 二度と戻らない季節
あのカフェの窓辺で見た オレンジ色の空と
並んで歩いた影の 愛おしさの中へ

過去を振り向くななんて 人は言うけれど
あたたかい思い出は 明日を照らす光
メロディに揺られながら もう少しだけ遠回りしよう

静かに響く 最後のジャズピアノ
過去をそっと抱きしめたら
少しだけやさしくなった心で
明日へ踏み出してみようか

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